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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2019年2月25日月曜日
『虹と水晶—チベット密教の瞑想修行』ナムカイ・ノルブ著、永沢 哲 訳
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チベットの「ゾクチェン」の尊者が語る悟りへの道。 本書は、チベット密教とチベット土着のボン教につたわる「ゾクチェン(大いなる完成)の教え」の修行者であるナムカイ・ノルブが講演などで語った内容を文字に起こしたものである。 前半はナムカイ・ノルブの半生が語られ、後半は「ゾ...
2019年2月24日日曜日
『石と人間の歴史—地の恵みと文化』蟹澤 聰史 著
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世界各地の地質の説明と、それに付随する文化の話。 著者は東北大学名誉教授で地質学を専門とする。本書は、地質学の調査で訪れた各地の見事な景観や地形を紹介することを中心として、それに著者が定年退官してから触れるようになった美術史、歴史学、民俗学、宗教学といった文系学問の話題を...
『百代の過客—日記にみる日本人』ドナルド・キーン著、金関 寿夫 訳
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平安時代から徳川時代までの日本の日記文学を紹介する本。 著者にれば、日記が文学形式として小説や随筆に劣らず重要だと思われている国は日本以外にはないという。有名無名の大勢の日本人が、平安時代から今に至るまで日記を書き続け、しかもそれを日々の記録としてだけでなく文学的鑑賞の対...
2019年2月10日日曜日
『鹿児島古寺巡礼―島津本宗家及び重要家臣団二十三家の由緒寺跡を訪ねる』川田 達也 写真・文、野田 幸敏 系図監修
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墓所から見る島津家とその家臣団。 薩摩藩の島津家には、姻戚関係で結ばれた重要家臣団23家があった。本書は、島津本宗家および家臣団といういわば島津一族を体系的に紹介するものである。しかもその手法が変わっていて、由緒寺跡を巡ることで家臣団の世界に入っていく仕掛けになっている。...
2019年1月20日日曜日
『漂流怪人・きだみのる』嵐山光三郎 著
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嵐山光三郎がきだみのるの晩年を描く本。 きだみのるは、名著『気違い部落周游紀行』の著者。フランス語とギリシア語を操り、桁違いの教養と学識を持ちながら、世間のはみ出し者として各地を漂流し、行く先々で知り合いの家に押しかけて家の中を絶望的に汚し散らかしていった破天荒な人物。著...
2019年1月17日木曜日
『地図の歴史』織田 武雄 著
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地図の歴史を豊富な図版で概観する本。 本書は「世界篇」と「日本篇」の2つのパートに分かれている。「世界篇」では、主に西洋世界において作成された世界地図の変遷が語られ、「日本篇」では、まず日本地図の変遷、そして日本における世界地図の変遷が語られている。なお、日本における世界...
2019年1月7日月曜日
『猫たちの隠された生活』エリザベス・M・トーマス著、木村 博江 訳
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猫族の生活についてエッセイ風に述べた本。 本書は、原題 ”The Tribe of Tiger” (虎の一族)が示すとおり、猫だけでなく広く猫族について様々なエピソードを紹介し、その共通性や相違点について検討しつつ猫族の「生活原理」ともいうべきものを探るものだ。 その...
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