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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2019年1月20日日曜日
『漂流怪人・きだみのる』嵐山光三郎 著
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嵐山光三郎がきだみのるの晩年を描く本。 きだみのるは、名著『気違い部落周游紀行』の著者。フランス語とギリシア語を操り、桁違いの教養と学識を持ちながら、世間のはみ出し者として各地を漂流し、行く先々で知り合いの家に押しかけて家の中を絶望的に汚し散らかしていった破天荒な人物。著...
2019年1月17日木曜日
『地図の歴史』織田 武雄 著
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地図の歴史を豊富な図版で概観する本。 本書は「世界篇」と「日本篇」の2つのパートに分かれている。「世界篇」では、主に西洋世界において作成された世界地図の変遷が語られ、「日本篇」では、まず日本地図の変遷、そして日本における世界地図の変遷が語られている。なお、日本における世界...
2019年1月7日月曜日
『猫たちの隠された生活』エリザベス・M・トーマス著、木村 博江 訳
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猫族の生活についてエッセイ風に述べた本。 本書は、原題 ”The Tribe of Tiger” (虎の一族)が示すとおり、猫だけでなく広く猫族について様々なエピソードを紹介し、その共通性や相違点について検討しつつ猫族の「生活原理」ともいうべきものを探るものだ。 その...
2019年1月2日水曜日
『バッハと時代精神(バッハ叢書 2)』フレート・ハーメル著、渡辺 健・杉浦 博 訳
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バッハの生涯を思想面で辿る本。 本書は、一見バッハの伝記のような構成を持っている。しかし内容は伝記ではなく、バッハの伝記的知識を既知のものとして、その思想に影響を与えたに違いない当時の思潮や神学、思想的な時代の趨勢について述べる本である。 本書では、バッハが過ごした地...
『日本の古代文化』林屋 辰三郎 著
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日本古代史を5つのテーマから語る本。 著者林屋辰三郎は、日本の中世史、特に芸能史の研究で有名であり、その著者が古代文化をどう見ていたのだろうと思い手に取ったのが本書である。 本書には、「杜」「前方後円墳」「伽藍」「国史」「都城」という5つのテーマに基づいて、行きつ戻り...
2018年12月30日日曜日
『カミとホトケの幕末維新—交錯する宗教世界』岩田 真美・桐原 健真 編
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幕末維新期の宗教界を様々な視点から捉える本。 本書は科研費による研究「近代移行期における日本仏教と教化」に基づいた論文集で、青野誠、岩田真美、上野大輔、大澤広嗣、大谷栄一、碧海寿広、落合建仁、桐原健真、オリオン・クラウタウ、ジャクリーン・ストーン、芹口真結子、髙橋秀慧、谷...
2018年12月17日月曜日
『明治天皇』ドナルド・キーン著、角地 幸男 訳
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明治天皇の生涯を軸にたどる明治の歴史。 明治天皇について語られた資料は厖大にあるという。しかしそれらは相互に矛盾し、錯綜し、誇張や伝説が入り交じっている。そこで著者は、それらを注意深く取捨選択して、バランスの取れた明治天皇の伝記をつくり上げた。 しかし本書は明治天皇の...
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