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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2018年9月29日土曜日
『岩波講座 日本文学と仏教<第5巻> 風狂と数寄』今野 達 ほか編集
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日本文学における仏教思想の展開を探るシリーズの第5巻。 本巻には、「芸能」として『新猿楽記』(三隅治雄)、仏教歌謡(武石彰夫)、世阿弥の能楽論(三﨑義泉)、「風狂」として『狂雲集』(柳田聖山)、『おくのほそ道』(尾形 仂)、良寛詩集(飯田利行)、「数寄」として『ささめごと...
2018年9月23日日曜日
『神の旅人—パウロの道を行く』森本 哲郎 著
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パウロの辿った道を追体験する紀行文。 キリスト教を創始したのはイエス・キリストであるが、キリスト教をイスラエルの地方的新興宗教から「世界宗教」へと脱皮させたのはパウロであった。 しかしパウロはイエスから直接教えを聞いたこともなく、それどころかイエスの一派を熱心に迫害し...
2018年9月12日水曜日
『私はどのようにして作家となったか』アラン・シリトー著、出口 保夫 訳
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イギリスの小説家アラン・シリトーのエッセイ集。 表題作「私はどのようにして作家となったか」「山脈と洞窟」など自伝的なもの、「スポーツとナショナリズム」「政府の調査書」など時事評論的なもの、「北から来た男、アーノルド・ベネット」「ロバート・トレッセル」など文芸評論的なものな...
2018年9月4日火曜日
『密教―インドから日本への伝承』松長 有慶 著
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密教が日本に伝わってくるまでの、その教えを受け継いだ人々について述べる本。 密教では相承ということを非常に重視する。それは教義や仏典の内容を理論的に分かるだけでは不十分で、師によって一種の神秘体験を経て、言葉を超えたレベルで教えを理解することが必要であるから、相承の関係が...
2018年8月27日月曜日
『羅漢—仏と人の間』梅原 猛 著、井上博道 写真
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梅原猛の語る「羅漢の世界」。 本書は、ほぼ半分を占める羅漢の写真と、それに対する著者の記述によって構成される。写真の方は、説明的なものというより、割合に芸術性のある写真が多く、そういう意味では写真集として読めるものだと思う。 その写真に対する著者の記述は、一言でいうと...
2018年8月26日日曜日
『薩摩の兵児大将―ボッケモン先生青春放浪記』大迫 亘 著
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明治末期から昭和初期を舞台にした自伝的小説。 著者大迫亘氏は、明治末期の加世田で士族の子として生まれた。ところが、母親の両親が結婚を認めず父親を加世田から追放。そのショックから母親は精神を病んでしまい、亘は半私生児として祖母によって育てられる。その教育は虐待といってもよい...
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2018年8月22日水曜日
『現代文 正法眼蔵(2)』石井 恭二 著
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西洋哲学の概念なども使い、現代文へ意訳された正法眼蔵(第2巻)。 【参考】『現代文 正法眼蔵(1)』石井 恭二 著 https://shomotsushuyu.blogspot.com/2016/01/blog-post_20.html 本書には『正法眼蔵』の「第1...
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