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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2018年8月27日月曜日
『羅漢—仏と人の間』梅原 猛 著、井上博道 写真
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梅原猛の語る「羅漢の世界」。 本書は、ほぼ半分を占める羅漢の写真と、それに対する著者の記述によって構成される。写真の方は、説明的なものというより、割合に芸術性のある写真が多く、そういう意味では写真集として読めるものだと思う。 その写真に対する著者の記述は、一言でいうと...
2018年8月26日日曜日
『薩摩の兵児大将―ボッケモン先生青春放浪記』大迫 亘 著
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明治末期から昭和初期を舞台にした自伝的小説。 著者大迫亘氏は、明治末期の加世田で士族の子として生まれた。ところが、母親の両親が結婚を認めず父親を加世田から追放。そのショックから母親は精神を病んでしまい、亘は半私生児として祖母によって育てられる。その教育は虐待といってもよい...
2 件のコメント:
2018年8月22日水曜日
『現代文 正法眼蔵(2)』石井 恭二 著
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西洋哲学の概念なども使い、現代文へ意訳された正法眼蔵(第2巻)。 【参考】『現代文 正法眼蔵(1)』石井 恭二 著 https://shomotsushuyu.blogspot.com/2016/01/blog-post_20.html 本書には『正法眼蔵』の「第1...
2018年8月9日木曜日
『観音像の形と物語』大法輪編集部編
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観音像の種類と形態的特徴、その信仰についての読み物。 本書は、雑誌「大法輪」の特集を書籍化したもので、第一篇では観音像の種類とその形態的特徴が羅列的に述べられ、第二篇では、観音像で有名な寺の住職がその信仰や由来、エピソードについて1ページ程度ずつ寄稿している。 その構...
2018年8月5日日曜日
「犀の角のように ただ独り歩め」
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あなたの生き方に一番影響を与えた本は? と聞かれたら、『ブッダのことば』(中村 元 訳)と答えるかもしれない。 当時私は大学の一年生。郷里の鹿児島を離れ、姉と一緒に東京で生活していた。別段、人生に迷っていたとか、東京暮らしが不安だったとか、そういうことはなく、大学の勉強は...
2018年7月26日木曜日
『ラッセル教育論』バートランド・ラッセル著、安藤 貞雄 訳
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イギリスの哲学者バートランド・ラッセルによる教育論。 本書(の原書)は1926年に書かれており、日本でいえば戦前のものである。だが、今の社会においても十分に先進的な考え方で教育が語られており、時代を超えた普遍的な価値がある。 ラッセルは、あくまでも哲学者・社会活動家で...
2018年7月21日土曜日
『神道の成立』高取 正男 著
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神道の成立過程を丹念に辿る本。 我々が普通に知っている「神道」は、明治政府によって作りかえられたものであるし、それ以前から続く両部神道、垂加神道、吉田神道などは、それぞれ神道の一流派ではあるが、それ自身が「神道」そのものであるとは言い難い。ではそれらの元になった「神道」は...
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