書径周游
読書メモと随想。
筑摩 世界古典文学全集を読む
(移動先: ...)
ホーム
ウィタ・ドクショリアス
筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
▼
2018年1月11日木曜日
『廃仏毀釈百年―虐げられつづけた仏たち』佐伯 恵達 著
›
宮崎で行われた廃仏毀釈についてまとめた本。 明治維新前後、宮崎は薩摩藩の一部であった地域があるため、鹿児島がそうであったように激しい廃仏毀釈が行われた。本書は、その次第を丹念にまとめたものである。 第1章では、廃仏毀釈に至るまでの歴史が簡約される。江戸時代の廃仏思想や...
2018年1月10日水曜日
『岩倉具視—維新前夜の群像〈7〉』大久保 利謙 著
›
維新前後の岩倉具視についてまとめた本。 岩倉具視は、身分が高くない公家の家に生まれた。生来頭脳が明晰で、朝廷での役職がなかった頃から公家の中では飛び抜けた存在だったらしい。ただし人柄はそれほどでもなく、人望はなかったそうだ。 そんな岩倉が一躍政治の舞台に登場したのが、...
2018年1月5日金曜日
『サムライニッポン 文と武の東洋史』石毛 直道 著
›
「武」をキーワードにした、日本文化論。 著者の石毛直道氏は、主に食の分野を専門にするの文化人類学者・民族学者。各地をフィールド・ワークするうちに日本文化の東アジアでの位置づけや特色に興味を持ち、あまり専門的でない立場から書いたのが本書である。 その内容は、「中国文明を...
2017年12月28日木曜日
『西行』目崎 徳衛 著
›
実証的に執筆された西行の伝記。 古今、西行に憧れる歌人・俳人は多く、松尾芭蕉が西行を慕い、自らの旅を西行のそれになぞらえていたことは有名である。私が西行を知りたいと思ったのも、芭蕉や多くの歌人たちの目を通して西行を知っていたからである。 しかしそのせいで、西行には多く...
2017年12月25日月曜日
『本屋がなくなったら、困るじゃないか:11時間ぐびぐび会議』ブックオカ 編
›
福岡で行われている本のイベント「ブックオカ」の一環で行われた、本の出版・流通・販売に関する座談会の模様をまとめたもの。 本書は、11時間の座談会の書き起こしに、インタビュー等の記事を付け加えたもので、本の出版から小売りに至るまでの様々な人たちが、自分なりの考え方でなんとか...
2017年12月4日月曜日
『生活の世界歴史〈10〉産業革命と民衆』角山 榮 著
›
産業革命以後19世紀半ばまでの、イギリスの市民生活について書いた本。 言うまでもなく、産業革命を発端とした近代的産業の成立は人々の暮らしを大きく変えた。イギリスは、いわばその変化の先頭に立った国である。本書では、産業革命によって引き起こされた社会生活の変化を、主に下流から...
2017年11月26日日曜日
『島津久光=幕末政治の焦点』町田 明広 著
›
幕末の政局における島津久光の重要性を強調する本。 島津久光は、西郷と反目したことであまりよく思われていない。それどころか、暗君とされて西郷や大久保の足を引っ張ったとされ誤解されている部分がある。だが実際には、幕末のある時期においては久光が中央政局をリードしたし、久光がいな...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示