書径周游
読書メモと随想。
筑摩 世界古典文学全集を読む
(移動先: ...)
ホーム
ウィタ・ドクショリアス
筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
▼
2017年12月28日木曜日
『西行』目崎 徳衛 著
›
実証的に執筆された西行の伝記。 古今、西行に憧れる歌人・俳人は多く、松尾芭蕉が西行を慕い、自らの旅を西行のそれになぞらえていたことは有名である。私が西行を知りたいと思ったのも、芭蕉や多くの歌人たちの目を通して西行を知っていたからである。 しかしそのせいで、西行には多く...
2017年12月25日月曜日
『本屋がなくなったら、困るじゃないか:11時間ぐびぐび会議』ブックオカ 編
›
福岡で行われている本のイベント「ブックオカ」の一環で行われた、本の出版・流通・販売に関する座談会の模様をまとめたもの。 本書は、11時間の座談会の書き起こしに、インタビュー等の記事を付け加えたもので、本の出版から小売りに至るまでの様々な人たちが、自分なりの考え方でなんとか...
2017年12月4日月曜日
『生活の世界歴史〈10〉産業革命と民衆』角山 榮 著
›
産業革命以後19世紀半ばまでの、イギリスの市民生活について書いた本。 言うまでもなく、産業革命を発端とした近代的産業の成立は人々の暮らしを大きく変えた。イギリスは、いわばその変化の先頭に立った国である。本書では、産業革命によって引き起こされた社会生活の変化を、主に下流から...
2017年11月26日日曜日
『島津久光=幕末政治の焦点』町田 明広 著
›
幕末の政局における島津久光の重要性を強調する本。 島津久光は、西郷と反目したことであまりよく思われていない。それどころか、暗君とされて西郷や大久保の足を引っ張ったとされ誤解されている部分がある。だが実際には、幕末のある時期においては久光が中央政局をリードしたし、久光がいな...
2017年11月24日金曜日
『続・発禁本』城 市郎 著
›
明治以来の様々な「発禁本」を紹介する本。 著者の 城 市郎 (じょう・いちろう)は、「書痴」と呼ばれた 斎藤昌三 から薫陶を受けて発禁本の研究に入った人物。 本書に取り上げられている発禁本・テーマは以下の通り。 『恋愛文学』ほか……青柳 有美 『都会』ほか……生田...
2017年11月18日土曜日
『会議の心理学』石川 弘義 著
›
会議を心理学の面から考えた本。 著者の石川弘義は社会心理学者。会議といっても、自らが経験するものとしては大学の教授会みたいなものが中心であるため、その会議観というか、会議とはいったいどういうものかという感覚はちょっと偏り気味である。本書でも「企業における会議では〜〜らしい...
『日本の名随筆 別巻74 辞書』柳瀬 尚紀 編
›
「日本の名随筆」の別巻シリーズから、「辞書」をテーマにしたもの。 昔の人々の考えを知る、というのはつい最近のことでも難しい。「辞書」に対する価値観もその一つで、インターネット(特にWikipedia)登場以後の世界にいると、以前「辞書」がどういう役割を果たし、人々がそれと...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示