書径周游
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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2017年11月26日日曜日
『島津久光=幕末政治の焦点』町田 明広 著
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幕末の政局における島津久光の重要性を強調する本。 島津久光は、西郷と反目したことであまりよく思われていない。それどころか、暗君とされて西郷や大久保の足を引っ張ったとされ誤解されている部分がある。だが実際には、幕末のある時期においては久光が中央政局をリードしたし、久光がいな...
2017年11月24日金曜日
『続・発禁本』城 市郎 著
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明治以来の様々な「発禁本」を紹介する本。 著者の 城 市郎 (じょう・いちろう)は、「書痴」と呼ばれた 斎藤昌三 から薫陶を受けて発禁本の研究に入った人物。 本書に取り上げられている発禁本・テーマは以下の通り。 『恋愛文学』ほか……青柳 有美 『都会』ほか……生田...
2017年11月18日土曜日
『会議の心理学』石川 弘義 著
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会議を心理学の面から考えた本。 著者の石川弘義は社会心理学者。会議といっても、自らが経験するものとしては大学の教授会みたいなものが中心であるため、その会議観というか、会議とはいったいどういうものかという感覚はちょっと偏り気味である。本書でも「企業における会議では〜〜らしい...
『日本の名随筆 別巻74 辞書』柳瀬 尚紀 編
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「日本の名随筆」の別巻シリーズから、「辞書」をテーマにしたもの。 昔の人々の考えを知る、というのはつい最近のことでも難しい。「辞書」に対する価値観もその一つで、インターネット(特にWikipedia)登場以後の世界にいると、以前「辞書」がどういう役割を果たし、人々がそれと...
2017年11月5日日曜日
『儀礼と権力 天皇の明治維新』ジョン・ブリーン著
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明治維新前後の宗教政策を「儀礼」を通じて概観する本。 本書の内容は主に3つである。 第1部では、明治維新前後の政局を宗教政策から読み解く。特に、明治天皇が生ける神話となっていく過程を追い、そこに果たした儀礼の役割が考察される。 第2部では、近代神道の創出過程を辿る...
2017年10月23日月曜日
『罪深き愉しみ』ドナルド・バーセルミ 著、山崎 勉・中村 邦生 訳
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現代アメリカ文学界における奇才の一人である、ドナルド・バーセルミの短編集。 本書に収録された短編は、主にパロディ、諷刺、コラージュの手法で作られたものである。はっきりと分かれているわけではないが、第1部がパロディ、第2部が諷刺、第3部がコラージュといった具合で、全24編の...
2017年10月18日水曜日
『鹿児島藩の廃仏毀釈』名越 護 著
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鹿児島の廃仏毀釈の実態について、郷土資料を中心にまとめた本。 鹿児島藩は苛烈な廃仏毀釈を行い、藩内の全ての寺を廃止し、全ての僧侶を還俗(僧侶でなくなること)させた。本書は、このような徹底的な廃仏毀釈について、各市町村の郷土誌を参照することによって実態をまとめている。著者は...
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