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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2014年12月18日木曜日
『生活の世界歴史(8) 王権と貴族の宴』金澤 誠 著
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16世紀から18世紀、フランス革命に向かって進む時代に生きた人びとを描く本。 本書も他の「生活の世界歴史」シリーズの本がそうであるように、歴史自体を語る本というよりは、歴史の中に生きる人びとを描く本である。年表的な歴史についてはごく簡略にしか述べられないので、フランス革命...
2014年12月6日土曜日
『発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学 』ジェイン・ジェイコブス 著、 中村 達也 翻訳
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都市の発展と衰退のダイナミズムを説明する本。 著者のジェイン・ジェイコブスは『アメリカ大都市の死と生』で著名な都市の経済論の論客である。彼女は経済学者ではなくジャーナリストであったので、その筆は理論的というよりも経験主義的で、その主張は厳密でもない。しっかり定義せずに新出...
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2014年11月28日金曜日
『農産物直売所(ファーマーズマーケット)運営のてびき』都市農山漁村交流活性化機構 編
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タイトルそのまま、農産物直売所をどう運営していくか、という本。 ただし内容は、農家数人が集まって自前で農産物直売所をオープンさせるということが中心で、例えば規約作り、店番の体制づくりといったことが述べられる。一方で、既にある直売所をどう盛り上げていくかといったような、いわ...
2014年10月20日月曜日
『イスラームの生活と技術』佐藤 次高 著
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中世イスラーム世界における、紙の伝播と利用、砂糖の生産と消費について述べた本。 まず内容以前に、「生活と技術」というかなり広い視野を持った書名ながら、実際には紙と砂糖についての本であり看板に偽りがある。 内容については、短くまとめる世界史リブレットなだけあって、かなり...
2014年10月14日火曜日
『中世シチリア王国』高山 博著
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シチリア王国の歴史本。 シチリアというと、現在のヨーロッパではある意味で辺境の地であるため、高校の世界史などではほとんど登場しない。しかし地中海世界という視点に立ってみると、シチリアはそのほぼ中央に位置し、中世においては交易の拠点でもあり、また文明の結節点でもあった。 ...
2014年10月12日日曜日
『ピアノ―誕生とその歴史』ヘレン・ライス ホリス著、黒瀬 基郎訳
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ピアノの歴史を図像によって辿る本。 本書は、ピアノの発達史というよりも、それを様々な図像によって確認してみようという本である。ピアノそのものが残っている場合はそれを見ればよいとして、ほとんどの古いピアノ(やその前身にあたる楽器)は失われているうえ、特にその姿形も記録されて...
2014年9月29日月曜日
『マゼラン 最初の世界一周航海』長南 実 訳
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世界で初めて世界一周を行ったマゼラン隊の記録。 本書には、マゼラン隊の一員で無事生還したピガフェッタの『最初の世界周航』と、マゼラン隊の生還者3名からの聞き取り記録をまとめたトランシルヴァーノの『モルッカ諸島遠征調書』を所収する。 ピガフェッタの方は実際の体験に基づい...
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