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筑摩 世界古典文学全集を読む
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筑摩 世界古典文学全集を読む
南薩日乗
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2012年9月23日日曜日
『正義と嫉妬の経済学』 竹内 靖雄 著
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「世間ではこう思われているけど、よく考えてみるとこうでないの?」ということを時事問題を中心にして述べる本。 本書は「経済倫理学」なるものを提唱した著者が、世相に対して経済学的視点から気の利いたことを言おうとした本であり、出版当時においては、実際に少し気の利いた本だったのだと思...
2012年9月16日日曜日
『街道をゆく(19) 中国・江南のみち』司馬 遼太郎 著
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ご存じのシリーズ。江南の地をゆく司馬遼太郎のエッセイ。 江南地方は日本文化に非常に大きな影響を与えているが、具体的にはよくわからない部分が大きい。華北的な儒教や律令といった政治の道具と違って、江南の地からもたらされたものは文化であるために、その有り様は茫洋としている。 元...
2012年9月15日土曜日
『西欧古典農学の研究』 岩片 磯雄 著
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18世紀初頭から19世紀中葉までのイギリス及びドイツの農学の流れについてまとめた本。 この本は、テーマが非常に限定されていて、また内容も学術的であり読者を選ぶ本ではあるが、類書もほとんどなく価値が大きい。 内容は、著者の農業経営に対する見方を示す序章の後、農学の流れの概要...
2012年9月8日土曜日
『アイガモがくれた奇跡 失敗を楽しむ農家・古野隆雄の挑戦』 古野 隆雄 著
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アイガモ農法の第一人者である著者が、さまざまな苦労をしながらアイガモに出会い、やがてアイガモ農法を確立・普及させていくサクセス・ストーリーの本。 本書はアイガモ農法そのものの話ではなく、著者の人生の振り返りとも言うべきものである。ただし、話の流れ上アイガモ農法の利点も学べるこ...
2012年9月7日金曜日
『生活の世界歴史(4) 素顔のローマ人』 弓削 達 著
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頽廃するローマの社会を、そこに生きた人々の叙述を通して描き出す本。 本書はローマの社会を学ぶ本ではなく、むしろ頽廃した社会の中で人がどのように生きたかを学ぶ本であり、極めて現代的な側面がある。 よく知られているように、帝政ローマでは拝金主義、奢侈、堕落、不信、嫉妬、残...
2012年9月6日木曜日
『インターネットの中の神々―21世紀の宗教空間』 生駒 孝彰 著
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インターネット勃興期の20世紀末において、アメリカの宗教団体がどのようにインターネットを活用しているかをまとめた本。 出版が1999年なので、今の宗教界におけるインターネットの利用とは既に隔世の感があり、現状を知りたいという人には無用な本だが、当時を知りたいという人には貴重か...
2012年9月5日水曜日
『有機栽培の基礎知識』 西尾 道徳 著
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有機栽培を中心にしながら、農業一般に必要となる理論的基礎が学べる本。 有機栽培、有機農法というと「有機栽培の野菜で病気がなおった!」とか「人柄まで明るくなった!」といった迷信的な喧伝がなされることが多く、有機農法を勧める本においても慣行農法の悪口ばかり書いてあり、有機農法がな...
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